医学部再受験生が学ぶ!~リウマチと瞑想~
どうも、Takiです。
突然ですが、今日はリウマチに関する論文を紹介していこうと思います!
というのも、実は身内にリウマチ患者がいて、自分にできることを探そうと思ったからです。
その第一ステップが情報収集です。
知識を増やして少しでも痛みを和らげる方法が探せればと思います。
・リウマチとは?
リウマチとは関節が腫れ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。
激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じます。
その原因ははっきりしていませんが、ウイルス感染や過労、ストレスで発症することがあります。
そして、リウマチは完全には治りません。
しかし早期に治療を開始すれば、痛みや変形を最小限にすることができます。
リウマチの治療には薬物治療が主に行われています。
薬物治療にもいくつか種類があるのですが、そのどれにも副作用があります。
人によっては副作用が強すぎて、一時的に薬の服用を中断しなければならないこともあります。
・リウマチとメンタルヘルス
リウマチを含む様々な病気が、ストレスと結びついています。
さらに精神的なストレスはリウマチを悪化させます。
「痛い→ストレス→痛み増→ストレス増」という負のスパイラルに陥り、不眠や疲労感が増し、様々な病気のリスクを上昇させます。
不眠症はいろいろな病気の元であり、不眠症によりうつを引き起こします。さらに不眠症により炎症が増し、リウマチの痛みも増します。
最近の研究では、うつを伴うリウマチ患者はより痛みを感じやすいことがわかっており、うつが「痛みの感じやすさ」に関係していることがわかっています。
リウマチに対する薬物療法は、痛みや炎症、腫れには一定の効果を示してきました。
ですが「痛みを受け入れる」といった心についてはあまり議論されていません。
リウマチ患者のメンタルを改善する、最も一般的な治療は認知行動療法です。ネガティブな考え方や、病気に対する感情を改めようとするものです。
認知行動療法の研究は、主に「痛みとどう向き合うか」に重きを置かれていますが、「ストレスとどう向き合うか」「人生にどう向き合うか」といったテーマで行われている研究もあります。
最近の研究で、これらの心理療法が、痛み、身体障害、うつ症状が改善することがわかっています。
また、ストレス多く抱えている人やうつの人にとっては、痛みを受容できるポジティブな感情が大きな意味を持ちます。
さらに認知高度療法よりも、「瞑想や感情のコントロール」の方が、痛みを減らしたり、幸福度を上げる効果が高いことがわかっています。
これを読んで凄いなと思ったのが、「痛みは変化する」って事です。
普通に考えれば痛いものは痛いじゃないですか(笑)
ですが同じ痛みでも、それぞれの心のあり様によってその痛みは大きくもなり、小さくもなります。
痛みを小さくする具体的な方法としては、「ネガティブな事は考えずに、ただ痛みを受け入れる」ことです。
この考え方ってまさに仏教の考え方で、改めて「ブッダすげぇ。。。」ってなりました。