魚油(フィッシュオイル)を食べるメリット ~EPA,DHAの効果~
魚油には、オメガ-3脂肪酸とビタミンAとDが含まれています。
・オメガ-3脂肪酸とは?
オメガ-3脂肪酸は植物や海洋生物によく見られる脂肪です。
魚油に多く含まれるオメガ-3脂肪酸としてDHA,EPAがあります。
エイコサペンタエン酸(EPA)は最も知られているオメガ-3脂肪酸で、血液凝固と炎症に関与する化学物質(プロスタグランジン-3、トロンボキサン-2、およびロイコトリエン5)を合成するのを助けます。
魚は彼らが食べる藻類からEPAを得ています。
ドコサヘキサエン酸(DHA)は、精子、網膜、そして大脳皮質の重要なパーツになります。
DHAは体全体に存在し、特に脳、眼、そして心臓に多く存在します。
またDHAは母乳にも多く含まれます。
・魚油を食べるメリット
・産後うつ病に効果
妊娠中に魚油を消費すると、産後うつ病のリスクが軽減される可能性があります。
高レベルのオメガ-3脂肪酸が含まれている魚を週に2、3回食べることで効果があげられると考えられています。
タンパク質やミネラルも含んでいるので、サプリメントよりも食物源がお勧めです。
・メンタルヘルスに効果
研究によれば、魚油が行動障害のある若者、特に注意欠陥多動性障害(ADHD)のある若者に役立つことを示しています。
この研究で、1日当たり8〜16グラム(g)のEPAとDHAを摂取した子供たちは、彼らの行動に有意な改善を示しました。
・記憶力の向上
オメガ-3脂肪酸を摂取することによって、健康な若年成人の記憶力が向上することがわかっています。
・心臓を保護
魚油に含まれるオメガ-3脂肪酸は、精神的ストレスを受けている際に心臓を保護する可能性があります。
魚油サプリメントを1ヶ月以上服用した人の方が、精神的ストレスのある状況下で心血管機能が優れていることを示唆しています。
また、魚油には抗炎症作用があり、動脈硬化の病態を安定させるのに役立つと考えられています。
・視力を維持
DHAの摂取が、加齢による視力低下を防ぐことが分かっています。
・魚油が豊富な食材
油の乗った魚には、最大で30%の油分が含まれていますが、魚の種類によってさまざまです。
タラなどの白身魚は、肝臓に高濃度の油分を含んでいますが、全体的には油分が少なくなっています。
オメガ3脂肪酸が豊富な魚は、アンチョビ、ニシン、イワシ、鮭、マス、そしてサバ等です。
他には卵が動物由来の食材でオメガ-3脂肪酸が多く含まれています。