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筋肉だけじゃない!~テストステロンその様々な効果~Part2

どうも、Takiです。

 

 

今回は、前回途中だったテストステロンお話の続きを書いていきたいと思います。

 

 

・男性機能

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テストステロンの効果の内、あまり知られていないものに、勃起力の向上があります。

これは性腺機能低下症の患者さんにテストステロン療法を施した際に確認されることが多いそうです。

テストステロンの働きによってホルモンが作られ、それが血管拡張や勃起形成につながります。

 

 

・認知

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テストステロンは脳内でも働きます。テストステロンの働きにより、神経細胞が成長し長生きするそうです。

そしてテストステロンは、脳を活性化させます。

脳が活性化されることで、戦略的思考・運動機能向上・認知機能向上・感情が豊かに・ボーっとしない・記憶力向上につながるそうです。

 

テストステロン値が高い人は、記憶力、認知機能が高いことが分かっています。

一方で性腺機能低下症の人は記憶力、認知機能共に低い結果がでています。

 

また、テストステロンの値とアルツハイマー病のリスクに相関があるそうです。

テストステロン値の低い人は、アルツハイマー病になりやすい傾向にあります。

 

 

・気分

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テストステロン療法によって、性腺機能低下症の人の気分が上向きになることがわかっています。

テストステロンと気分、特にうつ病との関連についてはまだよくわかっていませんが、研究によると、加齢に伴いテストステロンが下がるタイミングでうつ病のリスクが上がるという報告もでています。

実際にテストステロンとうつ病は相関性が高いと考える研究者もいます。

うつ病の人はテストステロンが低くなっていることがわかっていて、テストステロン自体にうつ症状を緩和させる働きがあるといわれているからです。

 

 

・貧血

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テストステロンは骨髄の造血作用を刺激するので、結果として赤血球が増えます。

ですから、原因不明の貧血に悩まされている男性は、自分のテストステロン値を調べて、もし少なかった場合はテストステロンを処方してもらうべきだといいます。

 

また2型糖尿病(生活習慣が原因の糖尿病)の研究で、70人中37人がテストステロンの低下を伴う性腺機能低下症であることがわからいました。

また性腺機能低下症の人の多くが貧血と診断されました。

この実験では、70人中16人が貧血であり、そして16人中15人がテストステロン値が低いことがわかりました。

 

 

・冠動脈(心臓に栄養を送る動脈)疾患

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かつては代替品がなかったことと、経口投与できるその手軽さから、17ーアルキル化ステロイドがテストステロンの代替薬として使われていました。

しかし後に、この物質に冠動脈疾患のリスクがあることがわかりました。

そしてアスリート達が17-アルキル化ステロイドを乱用していたことが発覚したことで、不当にもテストステロンがその罪を背負わされることとなりました。

しかし実際はテストステロンが心臓病のリスクを低減させることがわかっています。

 

かつては、テストステロンは心臓内で冠動脈を狭くすると言われていましたが、現在では拡張させる働きがあることがわかっています。

さらに冠動脈が細くなっている状態の人は、テストステロン値が低くなっているそうです。

 

テストステロン値が低い男性は、動脈硬化、内臓脂肪の増加、高インスリン血症など、その他心筋梗塞のリスクが高いことが分かっています。

 

 

・糖尿病・肥満・メタボ

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テストステロン値が下がることで、脂肪が増え、筋肉が減ります。

そしてそれはインスリン異常、グルコース代謝異常、脂質異常へとつながっていきます。

さらにBMIが25以上の人は、メタボ、糖尿病、冠動脈疾患のリスクが高いことがわかっています。

 

メタボリックシンドロームの人は、冠状動脈疾患や糖尿病のリスクが高いことが分かっています。
そのリスクは、体重管理や喫煙、運動などの生活習慣の改善により減らすことができます。

 

 

・自己免疫疾患

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リウマチと性腺機能低下症の関係を調べる研究で、リウマチの人は、テストステロン値が低いことがわかりました。

さらに黄体形成ホルモンの値も低くなっていることがわかり、視床下部の下垂体が、テストステロン減少の要因になっていることがわかりました。

ちなみに黄体形成ホルモンは、精巣に働きかけてテストステロンの産生を促します。

 

また別の実験では、性腺機能低下症の人の半分がリウマチを患っているというデータもあります。

一般の人の中ではリウマチ患者は1%に満たないため、その関連性の高さがうかがえます。

低テストステロン状態とリウマチの関係性は割と一般的になりつつあり、男性ホルモンが液性免疫、細胞性免疫両方の働きを抑制する働きがあると考えられています。

そのため自然由来の抗炎症剤として働いていると言われています。

このことにより男性のリウマチ患者に対してテストステロン療法が施されています。

 

 

 

 

まだ少し続きがあるので、次回がラストになると思います!

それにしてもテストステロン、いろいろな機能があって驚きです。

モテるモテない以前に、不足しないことが非常に重要であると実感しました。

 

 

それでは、また。

 

 

 

 

・テストステロンを増やすために

 

ちなみにTakiもテストステロンを増やすために食事や運動に気を使っています。

 

まずはタンパク質を意識して取っています。

タンパク質を構成するアミノ酸がテストステロンの材料になったり、筋肉のもとになります。

食事から取るのは大変なので粉でとっています。

 
 

 

あとはマカのサプリを飲んでいます。

精力剤というイメージが強いですが、体内でのテストステロンの産生を促してくれます。