自分のセンスで生きる。

ノリで書いていきます。

広がるネットいじめ ~ネットいじめから身を守るには~

どうも、Takiです。

 

 

今回はネットいじめについて興味深い記事を発見したのでご紹介したいと思います。

 

 

・広がるSNS

f:id:Drtaki:20190220211736j:plain

現在SNSを通して多くの人がつながっています。

共通の関心ごとや趣味を持っているかどうかに関わらず、世界中の多くの人々がSNSを通じて友情や絆を深めています。

 

そしてそこには負の側面もあります。

荒らし、嫌がらせ、そしていじめ。

残念ながらSNSには常に、混乱を引き起こしたり、人に恥をかかせようとするユーザーがいます。

 

 

・つながりの重要性

f:id:Drtaki:20190214214910j:plain

ある研究では、社会でのつながりが、ネットいじめが及ぼすメンタルヘルスへの悪影響を緩和することがわかっています。


青年期(12〜17歳)に対して行われたオンライン調査で、ネットいじめの経験、社会的つながりの程度、うつ、不安、およびストレスについて調べました。

そして社会とのつながりが深い場合、ネットいじめの被害者になったときに、うつ、不安、ストレスを受けづらいことがわかりました。


この調査を行った、オーストラリアにあるサンシャインコースト大学のLarisa McLoughlin博士は、ネットいじめの影響を減らすためには、社会的つながりを理解することが重要であるといいます。

博士は若い人もその両親も、現実、ネット問わず人とつながっているという感情が重要であると話します。

 

 

・社会とのつながり

f:id:Drtaki:20190224201017j:plain

社会とのつながりは、人々がどの程度コミュニケーションを取っているかの尺度になります。

そしてソーシャルメディアは、今日の10代の大多数の居場所になっています。


2018年に行われたアメリカの大手シンクタンクの調査では、ソーシャルメディアのおかげで、10代の大多数(81%)が友達とのつながりを強めており、68%が困難な時期を経ている時に、自分たちを応援してくれる人たちがいるように感じていることがわかりました。


ネットでのヘイトは依然として懸念事項で、10代の45%がたまにネットいじめのような「デジタルドラマ」に悩まされていると答え、13%がよく悩んでいると答えています。

「デジタルドラマ」とは英語圏の若者の間で使われる言葉で、ネット上でのいじめや暴力を意味します。

 

興味深いことに、10代のレジリエンスが高まっています。

レジリエンスとは、精神的な回復力です。

 

10代の44%がオンラインで嫌がらせやいじめ、残虐行為をしている人を、友達リストから外したりやフォローを解除していると報告しました。

なぜそういった人たちが、ネット上で距離を置かれているか尋ねられると、このグループの78%がいつもデジタルドラマを作っているから、52%が自分や他の人をいじめたからと答えています。

このことから、10代の若者達がいわゆる「スルー力」を身に付けていることがわかります。

 

10代の半数近くが、よくSNSで時間を費やしていると言っています。
彼らは自分たちの新たな居場所を提供してくれるという意味でSNSを高く評価しています。

このようにオンライン・オフライン問わず、様々なコミュニティと繋がることで、若者のレジリエンスが高まっているのです。


この研究は若者を対象としていますが、すべての年齢で社会的つながりを持つことが有益であるといえます。
もしネット上の友人が傷ついているのを見たら、彼らに手を差し伸べ、ねぎらうメールを送ってみましょう。

 

 

 

 

・所感

ネットやスマートフォンの普及でいろいろなことがハンディになった反面、いじめや嫌がらせも身近なものになっています。

そういった負の側面から身を守るためにも、自分が所属するコミュニティを分散させる必要があるんだと感じました。

 

人は社会的な生き物である、というお話はよく聞きますが、それは仮想空間でも同じことが言えると再認識しました。

当たり前のようにツイッターやらFBやらで他のユーザーとコミュニケーションを取っていますが、改めて考えると何だか不思議な感覚です。

 

そのうち友人を語るうえでネットかリアルかを重要視しない時代が来るかもしれませんね。

 

それでは、また。