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白血病は治る?~池江璃花子選手が白血病を告白~

 どうも、Takiです。

 

 

 

今月12日、競泳女子の池江池江璃花子選手が白血病と診断されたことをツイッターで告白しました。

池江選手は18歳という若さでありながら、大会でメダルを量産するという超人っぷりを発揮しており、今後の水泳業界を担う若手のホープとして周囲の期待を集めていました。

そんな池江選手が白血病を告白したことで日本中に衝撃が走りました。

そして日本全国の人々が彼女を応援し、復活を願っているところだと思います。

 

恥ずかしいことにTakiは白血病について知識をほとんどもっていません。そして、池江選手の今後を応援するためにも学ばねばならないと思い、今回は白血病の記事とすることにしました。

 

 

白血病とは?

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白血病とは、血液のがんです。血液は細胞成分と液体成分からなり、細胞成分はさらに、赤血球、白血球、血小板で構成されます。また白血球は、リンパ球、顆粒球、単球の総称です。

 

これらの血液細胞は元々、造血幹細胞という一種類の細胞です。その造血幹細胞が骨髄の中で様々な血液細胞に分化します。そして、赤血球、血小板、単球、顆粒球に分化する過程を骨髄系、リンパ球に分化する過程をリンパ系といいます。

 

さらに、骨髄系で細胞ががん化することを「骨髄性白血病リンパ系でがん化することを「リンパ性白血病といいます。

加えて、病気の進行度によって、二つの白血病が急性、慢性の都合4種類の白血病に分類されます。

 

 

 

白血病はどんな症状?

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白血病の症状には、貧血、だるさ、感染症にかかりやすくなる、出血しやすくなる、リンパ節の腫れ、関節痛などがあります。これは、がん化した造血幹細胞である白血病細胞が増えることによって、赤血球が減少する一方で、白血球、血小板が増加することにより起きます。

特に慢性白血病の場合は、病気の進行が遅く自覚症状が出にくいという特徴があります。そのため、たまたま検査を受けて発覚するパターンが少なくありません。

 

今回の池江選手のケースでは、練習中の体調不良や疲労感などから異変を感じ、病院で検査を受けることになったそうです。

 

 

 

白血病は治る?

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白血病には、抗がん剤を用いた化学療法や放射線治療が行われます。

抗がん剤は血流をめぐり、全身の白血病細胞をやっつけてくれます。また放射線を照射することで照射部分の白血病細胞をやっつけてくれます。

しかし、化学療法にも放射線治療にも副作用があります。主な副作用として、脱毛、食欲不振、粘膜障害、吐き気・嘔吐、便秘・下痢などがあります。このことから身体機能は圧倒的に低下することが考えられます。

 

化学療法や放射線治療によって、白血病の症状がでなくなることを寛解といいます。

寛解は完治とは区別されて使われます。

なぜなら、化学療法や放射線治療だけでは白血病は完治しないとされているからです。それは、白血病が再発・転移するリスクが高いためです。

(ちなみに以前お話ししたリウマチにも寛解が使われます。)

 

白血病の治療には造血幹細胞移植も行われます。これは白血病に侵された骨髄と、健康な骨髄を入れ替える手術です。この手術を行う前には、大量の放射線治療と化学療法で健康な血液細胞、白血病細胞どちらも殺してしまわなければなりません。そのため患者さんにかかる負担が非常に大きくなります。ですが現在では造血幹細胞移植が、白血病を完治する唯一の方法とされています。

 

 

・所感

白血病と言えば不治の病というイメージがありましたが、現在では完治する方法があります。しかしながらその道のりは険しく、想像を絶する苦しみが待っていることだと思います。

そして病気によるダメージだけでなく、精神的なダメージもケアしていかなければならないことだと思います。

そのために私たち一般市民の応援が心の支えになり、闘病の一助になれることを願ってやみません。

 

池江選手が一秒でも早く回復し、彼女が自分の望む道を歩めることを願っております。

 

 

それでは、また。